シンプル解説!ガジュマルの作業別管理カレンダーと育て方

ガジュマル

ガジュマルの作業別管理カレンダー

この記事では、ガジュマルの月毎の管理について解説していきます。
できる限り、育て方に特化した内容にしシンプルな構成を心がけていきますので、育て方で迷ったり分からないことがあればこのブログに戻ってきていただけたら嬉しいです。

それでは、作業管理カレンダーを見ていきましょう!

ガジュマルの紹介

ガジュマルは、気根と呼ばれる根っこが地表に出ていて野生感漂う姿がとてもおしゃれです。
今では、育てている方がたくさんいるほど人気な観葉植物。
樹形の形に個体差があるところも魅力のひとつで、好みの樹形のものを探すのも楽しいと思います。

また、「多幸の木」とも呼ばれており縁起が良いとされていおり、贈り物としても喜ばれます。

ガジュマルの水やり

ガジュマルは、比較的乾燥に強い植物です。なので乾かし気味で育ててあげましょう。
植物は基本的に、土が乾いているときに根を伸ばそうとします。
湿りっぱなしにしてしまうと、上手く成長できず根腐れが起こります。
水やりは、その日や1週間の天候、気候を把握して行うと失敗しにくいです。

あと、葉水は季節問わず毎日行っても大丈夫です。
葉が乾燥しないように定期的にミストスプレーなどで葉水を与えましょう。

春の水やり

春は生長期になるので、土の乾きがだんだん早くなります。
気温が上がると同時に、水やりの回数を週に1回から2回に切り替える必要があります。
葉の枚数が植えると、蒸散のスピードも上がるのでこの時期は、土の渇き具合をこまめに確認して水やりを行うと良いです。

夏の水やり

夏は気温が高く、週に2回の水やりが必要です。
梅雨時期は湿度が高いので過度な水やりは根腐れを起こします。雨天の状況によって週に1回の水やりに切り替えましょう。

秋の水やり

秋は春と同じ水やり加減で大丈夫です。
気温の高い夏からだんだん涼しくなっていき土の乾くスピードが遅くなります。
土の渇き具合を見て、週に2回の水やりから1回に減らすようにしましょう。

冬の水やり

冬は寒さのため、根の動きが鈍くなり水の吸い上げる量が減ります。
あまり頻繁にお水を与えてしまうと土が渇かず根が腐ってしまいます。
ガジュマルは比較的乾燥に強いので週に1程度のペースを基準にして水やりを行うようにすると良いです。

ガジュマルの植え替え

植え替えは基本的に、春(4月〜5月)秋(10月)のみに行うようにして下さい。
気温が高すぎる夏と寒すぎる冬は、根が眠る休眠期となります。
この時期に植え替えをしてしまうと、作業で傷ついた根が回復できず痛んで枯れる可能性が高まります。

植え替えの方法については、別の記事で執筆を予定しております。
どの種類の観葉植物も、植え替え作業はほぼ同じ工程なので合わせてそちらを参考にしていただける幸いです。

ガジュマルの肥料と活力液

肥料と活力液は与える時期がとても大切です。
間違ったタイミングで与えると根が肥料焼けしてしまう恐れがあります。
しっかり適期を見極めて与えてあげて下さい。

ちなみに肥料と活力液の違いは、簡単にいうと肥料が人間でいう食事活力液が栄養剤みたいな感じです。使い分けてあげることで強く育てることができます。

詳しい違いや肥料の種類、おすすめの商品は別の記事で執筆予定です。
合わせて読んでいただけると嬉しいです。

肥料のタイミング

施肥の適期は、春の少し前から夏まで(3月中旬〜5月中旬)夏の終わりから秋まで(9月中旬〜10月中旬)となります。
それぞれ、休眠期が終わり成長期に入る頃から与え始め休眠前までに止めるようにします。
おすすめの与え方は、液体肥料と置肥を同時に使う方法です。

与え方は簡単で、置肥を土の表面に置き水やりのお水をその置肥にかけるようにして少しずつ溶かしていきます。液体肥料は、2週間に1回のペースで水やり代わりに与えるようにします。

肥料を2種類使う理由

液体肥料は即効性がありますが流れ出てしまうため持続性に欠けます。また、置肥は効き始めるまで時間がかかる代わりに長期間にわたって効き目があります。
これら2種類の肥料を使うことで、お互いのデメリットを補い合いしっかりと肥料を与えることが出来ます。

活力液のタイミング

活力液を与える時期は、梅雨前(4月〜5月)本格的な冬が始まる前(10月中旬〜11月中旬)までです。
梅雨前に与えることで、雨天が続く梅雨シーズンの日照不足をカバーしてくれます。
また、冬前に与えることで冬の寒さに対しての抵抗力をつけることが出来ます。
それぞれ、枯れやすい時期の前に活力剤を与えることで環境による傷みや枯れのリスクを下げてくれます。

ガジュマルの剪定

ガジュマルは4月〜10月までの間であれば枝を全て落としてもまた、生えてきます。
日照不足などで枝が間延びしてまい樹形が変になってしまった場合は一度リセットするという意味で丸坊主にしてしまいましょう。

葉を残しておきたい場合は、風通しがよくなるように枝に葉が2〜3枚程度残る長さでカットしてあげましょう。剪定を行うことで害虫対策にもなりますし、葉1枚1枚に日光が満遍なく当たるようになります。

ガジュマルの置き場所

植物はあまり置き場所をころころ変えない方が良いとされておりますが、ガジュマルに関してはそこまで影響がないと思います。
1年を通して室内の明るい窓際で十分育てられますが、春〜秋の間は野外の明るい日陰で管理した方が徒長を防ぎしっかりとした株に生長します

夏の間、窓際に置く場合は、直射日光が当たってしまうと葉焼けを起こすのでレースカーテンなどで遮光してあげて下さい。

冬の間は、気温が低いので野外管理は控えて下さい。

ガジュマルの病害虫対策

病気は基本的に害虫が植物をかじることでかかります。
なので害虫対策を積極的に行うことが病気の対策となります。

観葉植物の害虫対策としては、オルトランという薬がよく使われます。
この薬は、植え替え時に土に混ぜ込むタイプの物と株全体にスプレーするタイプがあります。
これらを使うことで、植物の体内に殺虫成分が入り株をかじった虫が死にます。

現在では、「MY PLANTS 虫からやさしく守るミスト」という薬が出ております。
これは、オルトランと同じ効果に加え害虫に直接かける事で殺虫できる成分がプラスされています。
とても良く出来た薬となっておりおすすめです。

薬の散布時期としては、梅雨前が良いです。
ジメジメした雨の季節は、虫が出やすくなるので前もって予防しておきましょう。

【まとめ】ガジュマルは初心者に超おすすめ植物です

ここまでの内容の通り、ガジュマルは水やりも適度に行え、剪定で樹形を整えたりもできるお世話が楽しい植物です。
それと同時に水やり、剪定などのお世話をすることで、他の植物を育てるのに必要な知識も学べる教科書的な部分も持ち合わせています。

まだ、植物を育てたことがない、またはこれから何か育てたいと思っている方は、まずガジュマルから初めてみるのもおすすめです。
きっとガジュマルが、植物の育て方を色々教えてくれると思います。

【最後に】このブログの筆者について

このブログを執筆している筆者は、過去に6年ほど園芸店で働いていました。
そこでは、日々いろんな植物に触れながらお客様に植物の育て方を教えておりました。

また、植木鉢のバイヤーも担当していたので、現在では個人で植木鉢の販売をメルカリで行っております。
アカウント名は「Viridian Brook」です。
メルカリのコメント欄から植物の育て方の質問などもお聞きしておりますので、お気軽にお問いわせ下さい。もし興味があればぜひメルカリの方も覗いてみて下さい。

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